主張と見解

【談話】唖然とした安倍首相の国連演説

新日本婦人の会  事務局長 米山 淳子

 安倍首相は9月末、ニューヨークや国連での演説で、平和と女性の人権確立を願う女性として絶対に容認できない発言をおこない、日本と世界を驚かせました。

国連演説では「新たに積極的平和主義の旗を掲げる」と宣言し、憲法違反の集団的自衛権の行使、アメリカと一緒に地球の裏側で武力行使を可能にすることを国際的に表明。その前日には、保守系研究所の会合で、「私を右翼の軍国主義者と呼びたいなら、どうぞ呼んでいただきたい」と、およそ一国の首相とは思えない挑発的な態度をみせました。

また、国連演説の半分以上を女性問題に費やし、「日本の成長は女性の力の活用にある」と強調、さらに「憤激すべきは、21世紀の今なお、武力紛争のもと、女性に対する性的暴力がやまない現実だ」「(被害者を)物心両面で支える」という言葉には耳を疑いました。

安倍政権の女性政策は「福祉や男女平等論ではなく経済再生論」、「成長戦略の中核の『人材』資源」というのが一貫した姿勢です。しかも、日本軍「慰安婦」問題の解決を妨害し続けているのが安倍首相です。こんな二枚舌のごまかしは通用しません。

国内では国会も開かず、海外に出かけて勝手に国際公約を乱発するなど、許されません。

女性の活躍をいうなら、それを保障する雇用や労働条件、制度をつくれ、女性への性的暴力を批判するなら、ただちに日本軍「慰安婦」問題を解決せよの声と運動を大きく広げていきましょう。

【談話】唖然とした安倍首相の国連演説