主張と見解

【抗議】 米軍ヘリコプターの墜落、相模原補給廠での大爆発火災事故、富士総合火力演習に抗議し、真相を隠さず明らかにすることを求めます

新日本婦人の会会長 笠井貴美代

参議院で戦争法案(安保法制)が審議されているさなか、8月12日には、沖縄・うるま市沖で軍事訓練をしていた米陸軍特殊作戦ヘリコプターが艦船への着陸に失敗して墜落しました。24日未明には、在日米陸軍基地相模原総合補給廠での大爆発と火災事故が起こりました。

沖縄・うるま市沖での米陸軍ヘリコプターの墜落事故では、米軍の特殊作戦訓練に陸上自衛隊の特殊作戦部隊が参加していて、2人が負傷しました。陸上自衛隊の特殊作戦部隊が同乗していたことは、戦争法案に先んじた日米共同の軍事作戦が秘密裏におこなわれていた実態が墜落によって明らかになりました。国会を無視した防衛省・自衛隊の暴走は許されないことです。米軍は、事故原因を明らかにしないまま同型機の訓練再開を強行しています。沖縄では復帰後46件も墜落事故が起きています。県議会をはじめ、市町村議会から事故原因の究明、安全対策、再発防止策が講じられるまで飛行を中止するよう抗議決議・意見書が出されていますが、米軍も政府も事故の真相を隠したままです。

さらに24日未明、米陸軍相模原総合補給廠で複数回の大爆発と地響きをともなう大規模な火災がおこりました。住民たちは、「米軍施設であり、何らかの化学物資があるのではないか」と眠れぬ不安な一夜を過ごしています。相模原補給廠は、住宅が密集し、駅も近く、小中学校、高校、大学、工場、商業施設などが隣接しています。

陸上自衛隊は、22日、23日、国内最大規模の実弾射撃訓練「富士総合火力演習」を東富士演習場で一般公開しました。23日、中谷防衛大臣は、演習の冒頭あいさつで、前日の演習で、観客2人が10式戦車の砲弾の破片で負傷したことに「原因究明と安全確保に努める。負傷した2名には心からお詫び申し上げる」と、異例の謝罪をおこないました。演習には、3億7000万円相当の弾薬や燃料が費やされ、戦争法案でいう武器や弾薬を補給する兵站活動や「島しょ奪還」などの実戦訓練がおこなわれました。今後新たに水陸両用車両やオスプレイを導入することを明らかにしています。演習終了後、米軍のMV22オスプレイが会場上空を飛行しています。戦争法案は廃案にとの声と行動が広がるなかでの最大規模軍事演習やそのなかでの負傷事故であり、許されないことです。

新日本婦人の会は、事故原因の究明・公表・再発防止を講じること、日本に捜査権もないなどの日米地位協定の速やかな改定を要求します。米軍基地がある限り、こうした事故の心配は消えません。アメリカの戦争に参戦する戦争法案は廃案に、辺野古への新基地建設中止、一日も早い米軍基地の撤去を強く求めます。

【抗議】米軍ヘリコプターの墜落、相模原補給廠での大爆発火災事故、富士総合火力演習に抗議し、真相を隠さず明らかにすることを求めます