主張と見解

【声明】第192臨時国会を終えて――数の力で民意無視の大暴走

新日本婦人の会中央常任委員会

事実上閉幕した第192臨時国会は、カジノ解禁推進法案強行のための会期再延長(17日まで)を含め、安倍政権と自民・公明の与党と日本維新の会の数の力による大暴走が極まった国会でした。新日本婦人の会は、国権の最高機関である国会を貶(おとし)める暴挙に、怒りをもって強く抗議します。

ギャンブル依存症を増やすカジノ法案をはじめ、多国籍企業の利益のために主権を売りわたすTPP承認案・関連法案、際限なく年金を削減する「年金カット」法案の成立ゴリ押しへ、反対・慎重審議の世論を踏みにじって、与野党の合意のないまま委員会や本会議の開催や採決の強行を繰り返しました。民進、共産、自由、社民の野党4党は内閣不信任案を提出してたたかいました。

また、政権発足以来最大規模の28兆円もの旧来型の補正予算、2019年10月から10%増税を実施する消費税増税延期法案、不登校児をさらに追いつめる教育機会確保法案、部落差別永久化法案などを成立させました。2020年以降の地球温暖化対策のための「パリ協定」承認案は、TPP承認案優先のために批准が大幅に遅れるなど、世界の流れに逆行する安倍政権の失態をさらけだしました。野党4党提出の「長時間労働規制法案」は店(たな)ざらしのまま継続とされました。

国会での暴挙に加え、南スーダンPKO自衛隊への「駆けつけ警護」命令、沖縄新基地建設や墜落事故で危険が現実のものとなったオスプレイ配備など強権的なアベ政治は、国民との矛盾をひろげるばかりです。悪法は強行されたものの、カジノ法は1年以内に実施法が必要になり、年金カット法施行は5年後、発効の見通しのないTPPと新たな日米FTA(自由貿易協定)と、まさにたたかいはこれからです。女性・市民と野党の共闘を強め、安倍政権を次の総選挙で必ず退陣に追い込みましょう。

【声明】第192臨時国会を終えて――数の力で民意無視の大暴走