主張と見解

【声明】第48回衆議院選挙を終えて9条改憲発議ストップ!女性・市民と野党の結束さらに、新婦人の仲間をふやして第28回全国大会を迎えましょう

新日本婦人の会 中央常任委員会

 10月22日投票の第48回衆議院選挙は、投票率が53・7%(女性53・3%)にとどまり、安倍政権与党の自民・公明両党が公示前から5議席減らしながらも、313議席を得ました。

 一方、一時は壊されかけた市民と野党の共闘が、短期間で生命力を発揮して立憲民主党が野党第一党となり、日本共産党、社民党とあわせた3党は38から69へと議席を大きくふやしました。67の選挙区で候補者を降ろして共闘に力をつくした日本共産党が、残念ながら議席を後退させました。しかし、「自党の利益を超えて大局的な視野から野党協力をすすめた努力を高く評価」(市民連合)する声が広がるなど、この2年間積み上げてきた市民と野党の共同にこそ確かな未来があることを示す選挙となりました。

 自公が議席の3分の2を占めたのは、民進党が希望の党に合流し、自民党の補完政党として野党共闘に分断を持ち込んだからに他なりません。それをメディアが「3極」とし、真の対決をゆがめたことも重大です。〝野党共闘が実現していたら逆転区多数〟との試算が選挙後も出されているように、安倍政権が一番恐れていたのが「市民と野党の共闘」です。また、自民党が、政党を選ぶ比例区ではわずか33・3%の得票(有権者比17・3%)なのに、全議席の61・1%を占めたのは、民意をゆがめる小選挙区制によるもので、その弊害がいっそう明らかになっています。

 安倍首相は選挙結果を受けて23日、自民党の改憲原案を国会の憲法審査会に提出し、多数を力に、改憲発議をすすめていく考えを表明しました。これほど危険な国民への挑戦はありません。今回の選挙は、「森友・加計」疑惑隠しの冒頭解散、憲法と民意ふみつけの安倍政権の暴走への怒りと内閣支持率続落のなかで行なわれました。選挙後の世論調査でも、自公で3分の2の議席は「多すぎる」51%、安倍首相のすすめる政策に「期待」が29%、「不安」は54%、安倍氏に今後も首相を「続けてほしい」37%、「そう思わない」47%(「朝日」10月25日付)など国民の不信は明らかです。

 新婦人は、第28回全国大会を前にしたこの突然の選挙を「安倍政権を退陣に追い込む歴史的チャンス」と位置づけ、「女性・市民と野党の共闘」の前進と後援会活動の保障の立場で新婦人しんぶんを使った選挙カフェや対話、宣伝を広げ、全力をつくしました。小選挙区の3氏勝利で新基地建設ノーの揺るがぬ意思を示した沖縄では、女性の投票率が男性を上回り、新婦人県本部はいち早く前大会時の会員数を突破しました。昨年の参院選、知事選に続き「新潟ショック再び」をつくった新潟では、自民党の議席を5から2に激減させ、女性の投票率の11・1ポイント上昇で全体の投票率を全国でもっとも伸ばしました。

 全国どこでも、多くの女性たちとの出会いのなか、新婦人がいよいよ待たれ、選挙結果は新婦人が大きくなることを強く求めています。「女性・市民と野党の結束さらに」「9条改憲をぜったい許さない」「新婦人にあなたも」と、たくさんの仲間を迎えて第28回全国大会を成功させましょう。

第48回衆議院選挙を終えて9条改憲発議ストップ!女性・市民と野党の結束さらに、新婦人の仲間をふやして第28回全国大会を迎えましょう