2020年3月7日 ジェンダー平等

国際女性デーにあたってのアピール

 新婦人は、2020年国際女性デーにあたってアピールを発表しました。

 


国際女性デーにあたってのアピール

 

 今年の3月8日の国際女性デーは、新型コロナウイルス感染の世界的な広がりのなか、国連会議をはじめ、日本でも各地で集会や諸行事を中止・縮小せざるをえないという、異例ななかで迎えています。

 現場に不安と混乱を増大させている日本政府の対応は、国民不在で暴走を続けてきた安倍政権の害悪をあぶりだし、また、低賃金の労働のうえに子育てや介護の多くを担っている日本女性の生きづらさを改めて明るみにしています。

 私たちは、2020年国際女性デーにあたり、いのちと暮らし最優先、ジェンダー平等と平和、民主主義の政治への転換をつよく求め、その決意を新たにするものです。

 国連第4回世界女性会議(北京)から25年、グテレス国連事務総長は、国際女性デーを前に「女性の潜在的能力の発揮を妨げているシステムの変革の時」と語り、女性への差別的な法律を持つ国の政府に働きかけることを表明しました。まさに、日本に対するよびかけです。日本は、安倍政権のもとで、男女平等度ランキングを年々下げ、2019年は世界153カ国中121位と史上最低です。

 新婦人は今、「春の行動」で「女性の権利を国際水準に」と、8時間働けば普通に暮らせる働き方、セクハラ禁止の法整備、性犯罪の厳罰化、選択的夫婦別姓など民法改正、女性差別撤廃条約の選択議定書批准、日本軍「慰安婦」問題の早期解決、所得税法56条廃止を求めて、署名や地方議会の意見書運動にとりくんでいます。

 まわりの女性たちとともに、「私のモヤモヤどこから?」とジェンダークイズでおしゃべりし、仲間を増やしながら、ジェンダー平等と人間の尊厳、憲法9条擁護や核兵器廃絶、気候危機対策など持続可能な社会(SDGs)を求め、世界の女性たちとの連帯をいっそうつよめていきます。

2020年3月8日 新日本婦人の会

 

 

国際女性デーにあたってのアピール

 

 

 

 

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