2022年9月26日 60周年関連

自分じゃない誰かのために      ー学校のトイレに生理用品設置

石川・内灘支部
ペンネーム たんぽぽ(40代)

内灘町では2022年7月、中学校の個室トイレに生理用品が設置されることになりました。これまでも町議会に要望として出してきましたが、「トイレに生理用品を置くのは衛生的ではない」などの理由で受け入れてもらうことができませんでした。私は、この状況では中学に通う娘が卒業するまでに実現は難しいだろう…とあきらめかけていました。ところが、先輩会員のみなさんは、あきらめない! 学校の前に立ち、シールアンケートで子どもたちの声を聞こうと計画。暑い中、大きなアンケートパネルを持って学校前に立ってくださった姿に胸が熱くなりました。

アンケートでは、女子生徒67人中、65人が学校のトイレに生理用品があったらいいと回答。この結果を持って6月議会で4度目の挑戦。教育長は「子どもたちの声を受け止めたい」という、初めての前向きな回答をおこない、翌月、学校のトイレに生理用品が設置されました。

まっすぐに誰かのために行動する新婦人はすごいなぁと思います。私自身は、行動の中で迷ったり、躊躇したりすることがまだまだ多いです。でも先日、転居前の地で知り合った同世代の会員とオンラインの交流会で久ぶりに再会でき、嬉しくなりました。全国でつながれる―。それも新婦人の新しい魅力になりそうです。

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