2023年10月10日 アクション

埼玉県 虐待禁止条例改正案 撤回!

 自民党 埼玉県議団が提出した、県虐待禁止条例の改正案は反対の声が殺到し、10日、取りさげを表明しました。正式には13日(金)の議会運営委員会で取りさげが提案されます。

 

 自民党埼玉県議団は10月4日、9月定例会に、小3以下の子どもだけでの留守番や外出を「置き去り」として禁止する、県虐待禁止条例改正案を提出しました。子どもたちだけで公園で遊ぶ、学校の登下校、高校生のきょうだいに預けての外出も違反になると説明。小学4~6年についても「努力義務」とし、発見した県民には通報も義務付けるとしました。

   保護者たちがどんな環境で子育てしているのか、子育て施策で何が足りないのかも顧みずに、ただただ家庭へ責任を押し付け、監視と孤立をつよめるものです。

 県民から疑問や不安の声が上がる中、10月6日の県議会 福祉保健医療委員会で改正案が審議され、自民党、公明党が賛成し可決しました。

 

 新婦人埼玉県本部は、13日本会議での撤回を求め、10日~13日県庁前での「そこまでやる!?自民党虐待禁止条例一部改正案『私は言いたい!』アクション」を緊急に呼びかけました。

 10日の県庁前アクションには、子育て世代、子どもの子育てを支えている世代、大学院生など230人がかけつけ、次つぎリレートーク。「これが虐待になるなら、親のほとんどが虐待していることになる」「私たちはもう働けないの⁉」など、思いを訴えました。テレビ、新聞各社が全国ネットで報道しました。

 集会のさなかに「自民党が改正案を取りさげる意向」と一報が飛び込み、歓声とどよめき、拍手が! 「多くの声が集まれば覆すことができるんだと。議席の数からすれば通ってしまうと思っていたけど、声をあげれば変えられる、という初めての経験に涙が出ました」と、参加した40代の会員が喜びを語りました。

 県庁前でのアクションは、13日まで行い、「本当に子育てしやすい埼玉にするにはどうすればいいの?」と、子育て世代の要求を出し合います!

 

 

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