新日本婦人の会は4月23日、【要請】「異常な市場の米価高騰を解消するとともに、学校給食の安定実施のために、政府備蓄米放出の強化を求めます」を江藤拓農林水産大臣に提出しました。
農林水産大臣 江藤 拓様
異常な市場の米価高騰を解消するとともに、学校給食の安定実施のために、
政府備蓄米放出の強化を求めます
2025年4月23日
新日本婦人の会会長 米山 淳子
政府備蓄米の放出が実施されています。しかし店頭の米価は全国平均で4217円/5㌔㌘(4月7日~4月13日)と連続15週で値上げとなり、また米の入荷自体が依然として少ない店舗が圧倒多数で、品薄状態が続いています。主食でありながら「米が高すぎて家計が厳しい」「備蓄米をもっと流通させてほしい」という声は、多くの消費者の思いです。米の安定供給、米価安定は国の責任です。
また各都道府県の「学校給食会」への調査(日本農業新聞)では、米不足と米価高騰で米飯給食の実施回数が減少、他の食材の購入を圧迫しているため、おかずやデザートの質と量の低下や栄養バランスの取れた献立作成が困難となり、また各地での地産地消の動きにも影響を与えています。さらに給食費の値上げにもつながったとの回答もあります。
給食実施に大きな役割を果たしている学校給食会が「財政がかつてないほど赤字になった」「県に補助を交渉したがダメだった」「年間の希望数量を調達できていない」など悲鳴を上げていることも重大です。学校給食は教育の一環であり、子どもたちの健やかな成長を支えています。異常な市場の米価高騰を解消し、学校給食の安定的な実施のために、
以下要請します。
1、国民が一刻も早く、米を入手しやすい価格で安定的に購入できるよう、政府備蓄米の放出量を抜本的に増やしてください。
1、学校給食の米飯給食を安定的に実施できるよう、優先的に備蓄米を供給してください。
以下からPDFでダウンロードできます。
異常な市場の米価高騰を解消するとともに、学校給食の安定実施のために、政府備蓄米放出の強化を求めます(PDF)