2025年7月11日 声明・談話・要請など

【談話】ジェンダー平等に逆行、 差別・分断は絶対に許さない

 

 新日本婦人の会の米山淳子会長は、7月10日、【談話】「ジェンダー平等に逆行、差別・分断は絶対に許さない」を発表しました。

 

談話

ジェンダー平等に逆行、差別・分断は絶対に許さない

2025年7月10日

                                  新日本婦人の会会長 米山淳子        

 参政党の神谷代表の発言に、怒りを込めて抗議します。「日本人ファースト」を掲げる同党は、国会に議席を持ちながら、選挙で女性べっ視、ジェンダー平等敵視、差別・分断、排外主義をまき散らしていることは、絶対に許されず、放置するわけにはいきません。

彼らは、少子化の原因は女性の社会進出にあるといい、「男女共同参画をすすめてきたのは間違い」「子どもを産めば月10万円の給付金を渡す。教育費や子ども医療費無償はムダ」「産むことが国家への貢献」など、子どもを産む女性の役割をことさら強調しています。

 さらに、「外国人が日本に来ると犯罪が増える」「賃金が上がらないのは外国人を入れているから」などのデマや、差別と分断をあおる「ヘイト演説」を公然と繰り返していることも大問題です。大手メディアは、ファクトチェックで検証こそすべきであり、彼らの言動をたれ流し、加担することなどあってはなりません。

 加えて自民党や公明党、維新の会、国民民主党などが競って外国人敵視の主張を打ち出していることも異常事態であり、こうした流れが、自由にモノが言えない戦前回帰、国家主義、戦争国家にもつながるのではとつよく危惧します。

 「憲法構想」とは言えないと論評されている参政党の文書では、現行憲法の14条(法の下の平等)や24条(個人の尊厳と両性の本質的平等)などの人権条項が削除され、選択的夫婦別姓に反対し、LGBTQなど多様な生き方も認めません。多くの女性たちの願いや運動によって築いてきたジェンダー平等の到達、憲法や女性差別撤廃条約をも否定するものです。

 参議院選挙では、こうした政党・候補者の危険性を知らせ、「差別・分断を絶対に許さない」「私の生き方は私が決める」「だれも排除しない社会に」と全国各地で声をあげ、たしかな選択をしていきましょう。

 

下記よりダウンロードできます

【談話】ジェンダー平等に逆行、 差別・分断は絶対に許さない

 

 

 


 

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