2025年10月10日 ジェンダー平等

【談話】高市氏が初の女性自民党総裁 新婦人を大きくして、危険な道を止めましょう

 

 新日本婦人の会の米山淳子会長は、10月10日、【談話】「高市氏が初の女性自民党総裁 新婦人を大きくして、危険な道を止めましょう」」を発表しました。

 

 

談話

高市氏が初の女性自民党新総裁

新婦人を大きくして、危険な道を止めましょう

 

2025年10月10日

新日本婦人の会会長 米山 淳子

 

 10月4日の自民党総裁選で、高市早苗氏が自民党総裁に選出されました。女性初の総裁と持ち上げられ、イメージ刷新をはかろうとしていますが、逆に、古い自民党政治への回帰と危険性が見えています。

 

 高市氏は、28年ぶりに国会で審議入りした夫婦別姓制度について一貫して反対し、同性婚も認めず、男系による皇位継承維持を主張しています。「ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)を捨てる」発言も、各界から批判を受けています。女性に困難を押しつけ、国の働き方見直しの方針に逆行するもの。ジェンダー平等施策を阻んできた人物に「女性の代表」と言ってほしくありません。

 

 さらに安倍元首相の継承者を自任し、侵略戦争と植民地支配を美化する歴史観、「日米同盟絶対」の軍事一辺倒、改憲をめざす姿勢も踏襲。「スパイ防止法」制定や外国人規制強化なども打ち出すなど、より反動的な政治に向かうのではと危惧します。

 

 党執行部の人事でも、総裁選の後ろ盾になった麻生氏を副総裁にすえ、同派閥議員を登用、裏金議員の萩生田氏を幹事長代行に就けました。さらに、改憲・ジェンダー平等敵視の日本会議系の議員を多数そろえています。世論調査でも裏金議員の起用に「反対」が78%。公明党も連立離脱を表明しました。首班指名選挙をめぐり、すでに国民の審判が下っている自民党政治を許すかどうか、野党の姿勢も問われます。 

 

 こんな自民党政治を終わらせ、歴史の危険な逆行を許さないためにも、何よりも新婦人を大きくし、平和と要求実現の共同を広げていきましょう。

 

 

 

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【談話】

20251009【談話】高市氏が初の女性自民党総裁に


 

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