新日本婦人の会は5月20日、米価高騰と不足に苦しむ国民の実態に目を向けない 江藤拓農林水産大臣の暴言に対し、石破茂首相、江藤拓農林水産大臣に抗議文を送りました。
内閣総理大臣 石破 茂様
農林水産大臣 江藤 拓様
米価高騰と不足に苦しむ国民の実態に目を向けない
江藤拓農林水産大臣の暴言につよく抗議します
2025年5月20日
新日本婦人の会会長 米山 淳子
自由民主党の江藤拓農林水産大臣が18日、自民党佐賀県連大会に続いて開かれた政治資金パーティー「佐賀政経セミナー」で、米の高騰と不足で苦しむ消費者をよそに「米を買ったことはありません。支援者がたくさん米をくださるので、売るほどあります」と発言したことに対して、怒りを込めてつよく抗議します。
昨年の夏、主食である米が店頭から消えた際も、江藤農水大臣は「新米が出回れば解消される」と説明し、直ちに対策を講じようとしませんでした。今年になって政府はやっと備蓄米を放出したものの、今も不足状態は変わらず、価格は高騰し続けています。
米以外にも食料品をはじめあらゆるものが値上がりを続け、賃金も年金も物価高騰に追い付かない中、国民の生活はひっ迫しています。高い米の代わりにパンや麺類でしのいでいる人たちも多いのが実態です。
江藤氏の発言は、このような国民の暮らしに寄り添い、食料を安定的に供給する使命を担う農水大臣としての資質に欠けるものであり、辞職すべきです。
また任命権者である石破首相は、江藤氏の農水大臣続投を指示しており、その責任も重大です。
江藤氏の暴言に改めて抗議し、辞職を求めます。また政府は一刻も早く主食米の安定供給と高騰した価格の引き下げ、農家が安心して米を増産できる政策への転換をして下さい。
以下からPDFでダウンロードできます。
【抗議】米価高騰と不足に苦しむ国民の実態に目を向けない 江藤拓農林水産大臣の暴言につよく抗議します