新日本婦人の会の平野恵美子副会長は、10月17日、【談話】「停戦の確実な実行、ガザへの人道支援に全力を」を発表しました。
談話
停戦の確実な実行、ガザへの人道支援に全力を
2025年10月17日
新日本婦人の会副会長 平野 恵美子
イスラエルがパレスチナ・ガザ地区に対する大規模な軍事攻撃を開始して2年の10月10日、イスラム組織ハマスとイスラエルの停戦合意が発効しました。双方が人質や拘束者を解放し、イスラエル軍は合意地点まで撤退しました。ようやく一筋の希望の光が見えてきたことを歓迎します。今回の合意は、世界中で市民が「虐殺やめよ」「パレスチナ国家承認を」と声を上げ、新婦人も全国各地で行動し、政府を動かしてきた結果です。
一方、停戦は不安定で、ガザ攻撃再開の可能性も報道されています。国際的な監視をつよめ、戦闘の完全集結、イスラエル軍の全面撤退と占領終了へと向かわねばなりません。最優先は、人道支援を急ぐことです。
ガザの死者は6万7000人を超え、病院や学校、インフラも破壊されています。復興にどれだけかかるかわかりません。国連憲章や国際法、国際人道法をふみにじり、国際社会の声を無視してジェノサイド(集団殺害)を続けてきたイスラエルの責任は重大です。「戦争を終結させた」と自画自賛するアメリカのトランプ政権も、イスラエルを全面支援し国連安全保障理事会で停戦決議を何度も妨害してきた責任が問われます。
イスラエルの不法な占領を終わらせパレスチナの自決権を含む2国家解決へ、国連と国際社会が力を尽くすこと、日本政府も積極的な役割を果たすよう求めます。
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【談話】
20251017【談話】停戦の確実な実行、ガザへの人道支援に全力を