2019年8月8日 ジェンダー平等

SDGsで世界を変える

第5回 どこまできたか㊤ —世界

  2015年にSDGsが採択されてから4年、達成状況はどうなっているのか。

  2015年にSDGsが採択されてから4年、世界の達成状況はどうなっているでしょうか。

 18年SDGs報告書によると飢餓が再び拡大し、ジェンダー平等の遅れが目立ちます。国別の達成状況については国連持続可能な開発ソリューション・ネットワークが16年から発表し、17すべての目標達成に向けて順調に進んでいる国はなく、目標14「海の豊かさ」はどの国も未達成。(日本の詳細は次回)

 

 

 ランキング2位のスウェーデンは国をあげて21年までに持続可能な社会実現を、企業も一体となって2045年までに温室効果ガス差引排出量ゼロにすると決めました。金融企業が開発した画期的クレジットカードは、気候変動に対応し、購入した物のCO2排出量が上限を超えると利用できなくなるというこれまでの消費を促すサービスとは真逆なもの。個人のとりくみでも、気候変動の運動を世界中に広げた16歳のグレタさんが9月の気候サミット参加へ、太陽光パネルのヨットで大西洋を横断すると発表。

 

 

 ランキング4位のフランスはすでに学校の授業でSDGsに触れ、一人ひとりに現状を変える力があることを学んでいます。SDGs先進国では目標達成のために政府・企業・個人が一丸となりとりくんでいる姿がみえてきます。

 

 

 

 

『SDGs』ってなぁに? 

 最近いろいろなところで目にするSDGs(エスディージーズ)。
国連に加盟する193カ国が2030年までに達成を目指す17項目の持続可能な開発目標のことです。

 貧困、ジェンダー平等、気候変動、平和など、17の目標は、新婦人の「五つの目的」とも重なります。草の根から世界を変えよう!

 新婦人しんぶんでは、2019年4月から月1回連載中です。(2019年1/1号、4/11号、5/16号、6/13号、7/11号、8/8日号)

 

 

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