2022年1月28日 くらし・社会保障

【要請書】新型コロナの感染爆発の現状を打開し、 国民の命とくらしを守る手立てを急ぎ求めます

新日本婦人の会は、1月28日【要請書】新型コロナの感染爆発の現状を打開し、 国民の命とくらしを守る手立てを急ぎ求めます を内閣総理大臣らに提出しました。

 

 

内閣総理大臣 岸田 文雄 様
厚生労働大臣 後藤 茂之 様
新型コロナ対策・健康危機管理担当大臣 山際大志郎 様
ワクチン担当大臣 堀内 詔子 様

 

 

 

新型コロナの感染爆発の現状を打開し、
国民の命とくらしを守る手立てを急ぎ求めます

 

2022年128
新日本婦人の会
会長 米山淳子

 

 

 

 

 新型コロナウイルスのオミクロン株がかつてないスピードで急拡大し、「検査キットの不足で必要な検査が受けられない」「3回目のワクチン追加接種がいつ受けられるのか分からない」「感染したが保健所からの連絡が来ない。家庭内で次々に感染している」「保育所や学校が休園・休校になり、保護者が休まざるを得ず収入が途絶えた」など、悲鳴が相次いでいます。感染者療養病床も一般医療も逼迫、保育所や介護施設などでの感染拡大で、社会機能を維持するエッセンシャルワークも崩壊の淵にあります。

 岸田首相は先手対応と言いながら、その実態は後追いでしかありません。濃厚接触者の待機期間の短縮や、ワクチンの間隔の変更、自宅療養の基準などその場しのぎのルール変更が相次ぎ、国民生活は混乱に陥っています。3回目ワクチン接種率はOECD諸国で最低です。

 昨年の10月から12月にかけて感染拡大が下火になった時期に、検査体制の拡大や、ワクチン接種の計画、学校や保育・福祉施設で感染拡大した場合の対応、保健所の体制拡充で健康管理の手段の確認などの対応が求められていたにも関わらず、今回の感染拡大を招いた政府の責任は極めて重大です。

 連日、過去最多の感染者を更新するなか、今後は基礎疾患を抱える高齢者への感染拡大が予測されます。重症化リスクの高い人を守ることが最優先ですが、軽症者であっても放置は許されません。保育崩壊、学校閉鎖などから子どもたちを守る必要があります。また、苦境にある医療機関、個人や業者への支援も急がれます。これ以上の感染拡大を防ぎ、現場を打開し、国民の命とくらしを守るために以下要請します。

 

1、検査キットを急ぎ大量に増産し、思い切った検査能力の拡充を求めます。その上でリスクの高い場所へ重点的に投入し、必要とする人が検査を受けられるようにしてください。

1、3回目追加接種のワクチンを急ぎ確保し、希望する人がすみやかに接種できるようにしてください。

1、自宅療養をせざるを得ない場合も健康管理を厳重におこない、放置されることのないよう、地域医療機関全体の連携を促す財政的支援を急ぎおこなってください。

1、小学校休業等対応助成金制度は、対象となる労働者全員が活用できるよう、学校・保育園などを通じた周知徹底、個人申請を企業の同意なしでも可能にするなど、申請の簡略化、給付の迅速化をはかってください。

1、事業者支援の抜本強化へ、持続化給付金並みに事業復活支援金の増額、審査の迅速化など、ふさわしい支援をただちにおこなってください。

1、新型コロナウイルスに感染・濃厚接触者に該当する医師、看護師などの国家試験受験者への再試験など救済措置を取ってください。

 

 

 

※データは以下よりダウンロード可能です。

【要請書】新型コロナの感染爆発の現状を打開し、 国民の命とくらしを守る手立てを急ぎ求めます

 

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