2010年2月25日 未分類

保育所つくって待機児なくそう 「安心して預けられる保育所を」                        ―新婦人院内集会

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「大急ぎで保育所をつくって、保育所に入りたくても入れない待機児を一刻も早くなくそう!」――。新婦人が12日、国会内で開いた集会には、首都圏を中心に、乳児を連れた育児休業中の会員や妊娠中の会員、地域で保育増設運動にとりくむ会員ら70人が集まり、保育所の実態やお母さんたちの切実な願い、運動が熱く交流されました。
○待機児解消を口実に最低基準をなくすなんて!
高田公子会長はあいさつで、子どもを社会の責任で育てると公約した鳩山政権が、保育の最低基準を引き下げ、子どものすし詰めや給食の外部委託、園庭がなくてもよいなどの規制緩和をすすめていることを指摘し、「昨年、建設された認可保育所はわずか16園。待機児が増え続けているのは国の責任です」と、全国での運動を呼びかけました。  宮本たけし衆院議員(共産)が連帯あいさつ。会場に積まれた、秋の行動の署名、働くルール、ヒブワクチン署名など21万人余を手渡しました。
○子どもの出入りをタイムカードで管理
全国の待機児の3分の1が集中する東京では、認可保育園を増設する動き(町田市は、土地と建物を借り、社会福祉法人が運営する認可保育所を4~7月に6園開園する)もある一方、多くは既存の保育所への詰め込みや、多様な保育サービスで待機児を解消しようとする動きが広がっています。参加者による活動交流で、東京都本部の代表は、品川支部の入所相談会や区への請願はじめ、日野、中野、渋谷支部など各地の自治体への要請、署名活動のひろがりを報告しました。「都は2008年から1万5000人の定員を増やす緊急3ヵ年計画を打ち出していますが、問題は国の政策を先取りしたその中身。都独自の認証保育所や株式会社など多様な保育サービスの競い合いで定員を増やす、としています。3月3日には都交渉をして、認可保育所の増設こそ、と求めていきます」と発言しました。  つづいて、認証保育所に3歳児を預ける母親が、「雑居ビルの1階にあり、園庭もなく、ドアの前には喫煙所が…。そんなひどい環境なのに保育量は月5万円、子どもの出入りはタイムカードで管理され、10分単位で追加料金が徴収される。安心できる認可保育所に入りたい。同じ思いの親たちと運動を広げたい」と語りました。  品川区では、昨年末に突然、「幼保小連携」の「実証実験」と称して、小学校の空教室の分園を2カ所開設し、5歳児を切り離して保育する計画を発表。親や保育士から見直しを求める声が高まっています 。子どもがこの計画の対象となる会員は、「午前中は小学校で過ごし、学校で給食を食べ、おやつは保育所に戻る。学校給食のない夏休みなどは、給食を保育園に食べに行き、また学校に戻って、おやつはまた保育園に戻る。現場や親の声も聞かず、子どもに負担を強いる対策に、怒りでいっぱい」と報告し、参加者から驚きと共感の声があがりました。
○全会一致で、認可保育園の増設を決議させた!
東京・稲城市では、“待機児童をなくす会”を立ちあげた会員が、「小さな町で100人の待機児童が出て大騒ぎに。認証保育所で、散歩に連れて出た子ども一人が駅前に残されたこともあり、1000筆を超える署名を集め、全議員の賛成で認可保育所の増設を決議させました! 保育大学習会を計画し、悩む親たちや住民へ、ともに運動しようと呼びかけていきたい」と発言しました。   ○全国で運動を広げよう  神奈川、埼玉、千葉でも同じように待機児が増え続けています。埼玉・所沢支部からは、お母さんや保育士、新婦人や住民が共同し運動をひろげて市へ増設を迫るとともに、今年度から始まる予定だった認可保育園の民間委託計画を凍結させた活動が報告されました。黙っていたら、最低基準のない民間参入の保育所が受け皿とされかねない動きも報告され、「今こそ認可園の増設運動を」の思いを一つにしました。
 
今回の院内集会は、「なくせ貧困! 仕事よこせ、守ろう雇用とくらし2・12中央総行動」とあわせて独自にとりくまれたもの。総行動には、労働者や業者、農民、女性、青年など7000人が参加し、派遣法抜本改正など、それぞれの切実な要求の実現を求めて、集会やデモ、国会要請など終日、とりくみました。

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