会のあゆみ

history

≪1960~1970年代≫
いのちと暮らしを守る運動、各地で

1962年10月19日に結成。「ポストの数ほど保育所を」「結婚退職や30歳定年制に反対」「狂乱物価から暮らしを守ろう」と、全国で運動を広げてきました。京都、東京、大阪など各地で革新自治体が生まれるなか、乳幼児や老人の医療費無料化、公害対策などは次つぎと実現。沖縄の全面返還、アメリカのベトナム侵略戦争に反対など、全国が力を合わせてとりくみました。国際婦人年(1975年)を契機に女性の共同がひろがりました。

≪1980~1990年代≫
軍事費削って暮らしに

1980年、「軍事費削って暮らし・福祉・教育の充実」をかかげた「新婦人秋の行動」がスタート。「危険な通学路に横断歩道を」「公園に新しい砂を」など身のまわりの要求を出し合い、自治体や国と交渉。毎年たくさんの要求を実現させています。「男女平等、女性の地位向上めざす新婦人春の行動」も始まり、要求別小組(サークル)の活動が本格的に広がりました。

「税金の使われ方がおかしい」とムダな大型公共事業の見直しを求めて運動。親子リズム小組が広がり、農民連と協力した産直運動がスタート。95年の阪神淡路大震災で助け合いの力を発揮し、全国から支援しました。湾岸戦争を契機にした海外派兵の動き、米兵による沖縄の少女暴行事件に怒り、「戦争反対、憲法守れ」「基地をなくそう」との行動をつよめました。核兵器廃絶署名6000万のうち新婦人が1000万以上集めて国連に提出しました。

≪2000~2010年代≫
国連NGOに、平和で公正な世界へ

2003年、新婦人は国連経済社会理事会の特別協議資格をもつ国連NGOに認証され、女性平和基金を活用した世界の女性との交流・連帯を広げています。

2011年3月11日の東日本大震災・東京電力福島第一原発事故で被災者支援や復興、原発ゼロ、防災の町づくりに力を注ぎ、貧困と格差の解消、消費税増税反対、保育所増設など粘り強く運動を継続。ジェンダー平等へコンビニの成人誌撤去、また、学校のエアコン設置など成果に実らせています。
 2015年の戦争法(安保法制)反対のレッドアクションを広げ、廃止へと女性・市民と野党の共闘で役割を果たしています。2012年の創立50年を機に、班活動や次世代につなぐ仲間づくりをさらにつよめています。

≪2020年代≫
戦争はダメ!憲法9条守り生かし、核兵器禁止こそ コロナ禍を乗り越え、気候正義、持続可能な世界へ

長年の運動で2021年1月、核兵器禁止条約がついに発効。ロシアのウクライナ侵略、改憲の危険な動きに、戦争は絶対ダメ、9条改憲阻止、核兵器禁止条約への日本の参加を求めて「平和の2署名」を広げ、辺野古新基地建設など軍事化反対の活動をつよめ、各地で平和の仲間を迎えています。

新型コロナウイルス感染拡大のなか、検査や生活補償、困窮女性支援を求めて運動、児童の五輪観戦動員を中止させました。生理用品の学校トイレ配備が各地で実現、少人数学級へと国を動かしています。生きづらい社会を変え、憲法が生きる未来へ、気候正義、持続可能な世界へ、大きな新婦人にと、次世代とともに会をあげてとりくんでいます。